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マクロの勉強法2「マクロはブランクが空いても大丈夫な方法で」


今回は、「マクロはブランクが空いても大丈夫な方法で学びましょう!!」と題しまして、 マクロをやってる人に(これからやろうとする人にも・・)非常に重要な話をします。 よく読んでください。

先日、昔マクロを教えた懐かしい方から久しぶりのメールが届きまして、

「随分ご無沙汰しています。 あれから部署が移動になり全くマクロには関わっていなかったのですが、 今月からまた元の部署へ戻って来まして、どうやらまたマクロ作らねば ならなくなりそうなんですが、2年近くもブランクがあるので 大丈夫でしょうか?不安でいっぱいです。」

との内容でした。

実はそれ、「大丈夫です。心配はいりません!」

当講座の勉強法で学んだ人の特長として、間が空いて少々長くブランクが あっても全然大丈夫なので、全く問題はありません。


それは、どういうことかと言うと、

たとえば自転車って、しばらく何年も乗っていなくても 乗れなくなる・・・という事はないじゃないですか。

むかし普通に乗れてた人であれば、何年経っていても手軽な乗り物の 自転車って、乗れなくなるということがないわけです。

当然、最初はふら付きはしますけど、 「自転車にまたがって漕ぐ」という基本動作さえ覚えていたら、

それで2、300メートルも漕いで行ったら、 すぐに昔の勘は戻って、普通に乗りこなせるようになりますよね。

たとえば方言だって、何十年も前に地方から東京へ出てきた人が 普段はすっかり標準語でしゃべるようになって、田舎の方言なんか もうすっかり忘れたかのように見えても、

お盆なんかにいざ故郷へ帰って周りの皆が方言で話していたら、 途端に自然と自分も全くブランク感じさせない なめらかな方言 が口を突いて出てくる思います。


それ、実は「マクロ」も同じなんです。 いえ、正確に言うと「マクロの記録」も同じです。


自転車は、「またいでペダルを漕ぐ」すれば、必ず前へ進みます。 「マクロの記録」もまた、「記録開始して何か操作して記録終了する」 だけすれば、何らかのマクロはできます。

当然、久しぶりに「マクロの記録」やったら自転車と同様に、 最初の内は多少はふらつきはするわけですけれども、

それで当講座のレッスンの2、3本もやってもらったら、 すぐに元の勘は戻ってきます。

「自転車にまたがって、ペダルを漕ぐ」というのと一緒で、 「マクロの記録を開始して、記録終了する」という動作を 忘れる人はまず居ませんよね。

何年、何十年経ったとしても、自転車を目の前にしたら (マクロ記録のボタンを目にしたなら)、この基本動作すら 思い出せない人などまず居ないだろうと思います。


この事実は、言ってみれば iPhone には取説が付いていない というのと同じ理屈です。感覚的に操作のできるものには、 分厚い説明書は必要がないワケです。

「自転車の乗り方」にも説明書は要りません。なくても皆 乗れる。「マクロの記録」にも説明書は要りません。

だから、「感覚的に操作のできるもの」としてやっておけば 何年経っても、ブランクあっても大丈夫であるわけです。

それがもし、「マクロの記録は使うな!」言う教え方で 学んだ人の場合だと、

何年か経って、「VBAはSubプロシージャから書きしなさい・・」 って、なんのこっちゃ???としかなりませんから、

たったの1ミリも前へ(テキストの1ページも)進めずに、 又、一から全てを勉強し直すことになります。


なので、マクロは感覚だけでも100m前へ進むことができる 「マクロの記録」を活用した方法で勉強してください。


でないと必ず、VBAの書き初めって何だったっけ? プロシージャって?、メソッドって?? と、そうなってしまうだろうと思います。


エクセルマクロというものは、Excelの作業を自動化できる 便利な”道具”に過ぎません。

毎日が忙しいビジネスマン、ビジネスウーマンの皆さんは 当然、自分の仕事の事で頭の中がいっぱいであるわけですから、 余計な事を頭の中に留めておけるスペースはないと思います。

マクロはExcel自動化の必要が生じたなときだけにやるもの であって、けっして年がら年中やる仕事ではないわけです。

殆どのVBA先生は、そんな事はお構い無しで考えもしません。 あなたが1年中ずっとVBAをやるものだ、VBAの事ばかり 考えてる人なんだと言わんばかりの教え方を強いるだけです。 ブランクあって用語忘れたのは、あなたが悪いのだ!と・・・。

プログラム作りを職業として、1年中プログラム作りをやっている 職業プログラマーに対してであればそれでも良いわけですが、 あなたの立場は決してそうではないと思います。

だからこそ、長い目で見て、ブランクあっても決して忘れない という方法で、マクロは勉強しておくべきなのです。

せっかく苦労して覚えたVBA用語なんて、1年経ったら、 いや3ヶ月経てば、いえ3週間で、場合によっては3日もすれば すっかり忘れてしまいますよね。違いますか?(笑)


「マクロの記録」でやっておけば、 自転車や方言と一緒で、感覚で覚えていられてどんなに 時間が空いてブランクあっても必ず前へ進めるわけです。 何年ブランクあってもマクロに乗れなくなる事はありません。

そして、 可能な限り、普段から使わない言葉(すぐに忘れてしまい そうなVBA用語)は、極力使わないで理解しておくこと。

この2つが、非常に重要ですね。


ビジネスパーソンとしてマクロを作って活用する場合、 「必ず、間が空く」 それだけは絶対に忘れないで勉強していってください。

世の中にある大概のVBA講座というのは(スクールでも 参考書でも)、「一度覚えた事は忘れない」という前提で 教えているに過ぎません。

業務でエクセルを自動化したい人の立場や状況で考えると、 そんな都合のよい話はありません。あり得ません!

次の自動化が必要になるまで待ってくれる方法で 学ばなければなりません!

「忘れる」「間が空く」「ブランクがある」 という前提に立ってやってください。



それで先週、またその方から下記のメールが届きました。

「昨日は数年振りにマクロ記録をして、マクロを一つ完成 させました!先生の言う通り久し振りでもなんとかなる ものですね〜。」


これは、大変素早い完成で、何よりでしたね。^^


実は私自身も、最初のVBA開発の仕事が終わってしばらくの間、 VBAからは遠ざかっていた時期がありましたので、

半年だったか1年だったか振りに2件目のVBA開発依頼が来た時に、 すっかり忘れてしまっていて「あれ?」ってなったわけなんですが、

でも、それをすぐ元に戻してくれたのが、 やはり唯一覚えてた「マクロの記録」だったわけです。

まずはとにかく「マクロの記録」をやってみて、 「あっそうそう、こういう操作するマクロはこう書けばいいん だった・・・。」と、大いに助けられた経験があります。



最後に、今日の話のまとめになりますが、

マクロも自転車と同じで、 「マクロの記録」の開始と終了さえ忘れなかったら、 どんなに間空いてしまっても、必ず前へ進めます。

それだけはよく覚えておいてくださいね。 いえ、無理して覚えておく必要はないですから、その感覚だけで 十分です。(エクセル開いて開発タブにあるボタンを目にすれば、 それで大丈夫です。)

それは、説明書がなくても使えるいうのが売りの iPhone のように、 マクロの場合もそれこそが目指すべき理想の姿だ!正しい勉強方法だ! そう考えて長らく教えてきた次第です。

まぁ、「iPhone のように・・・」とまではいかないまでも、 マクロも何年経っても乗れなくなることのない自転車のような存在 であるべきだと、そう思っています。

iPhoneも、自転車も、Excelユーザーにとってのマクロも、 所詮はただの便利な”道具”に過ぎないわけですから、 道具の使い方はより簡単でなければ、より多くの人の役には 立ちません。

あいだ空いてしまっても大丈夫!とわかったなら、 もっと手軽に気軽に、マクロを始める人が増えるわけです。


とにかく、マクロは「手軽に!気軽に!無理なく出来ること!」 それが一番ですね!



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