ループの組み方・考え方のコツ
ちょっと複雑なループ処理をしたい時に、どうしても頭の中が混乱
してしまって思い通りのループが組めないという方も多いでしょう。
そこで、ここでは簡単にループを組むためのプログラミングのコツ
というものにつてご紹介します。この方法は、エクセルマクロでの
ＶＢＡ言語にのみならず、
あらゆる言語に共通するプログラミングのコツ です。
たとえば、次のような処理フローで 切った後の
りんごの数を計算する というプログラムを作ることとします。
その手順は以下です。
1．りんごの重さを入力する。
2．もし、200gより重かったら半分に切ってりんごの数に２を足す。
3．もし、200gより軽かったらそのまま。
4．1〜3を元のりんごの数だけ繰り返す。
ここで今、最初のりんごの数が５個、
その内、200gより重いりんごの数が２個
（２個目と４個目のりんご）と仮定しておきます。
そうすると、答えは当然７個になります。
これを上記の処理手順に当てはめて計算してみると、
１個目のループ処理で、りんごの数はそのままの５個
２個目のループ処理で、りんごの数は２個足たされて７個
３個目のループ処理で、りんごの数はそのままの７個
４個目のループ処理で、りんごの数は２個足たされて９個
５個目のループ処理で、りんごの数はそのままの９個
で、結果は９個？？？ 誤った理由は簡単ですね。
このように実際の数字を当てはめて考えてみると
「半分に切った時は２を足すのではなくて １を足す。」
というところが間違っていることにすぐに気が付く
というわけです。
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