はじめに
当サイト「Go!Go!マクロ」の三太郎式マクロ勉強法は、
楽しく、初心者の苦痛にならないレッスン形式 です。
<MS-Excelのバージョンについて>
◆本ページはExcelの最新バージョン2021(Microsoft 365)に準拠して
書かれています。
(2007やExcel2010以降は、ほぼ操作方法は同じです。)
◆旧バージョン(Excel97〜2003)をご使用の方は こちら をご覧ください。
◆お使いのExcelバージョンが分からない場合の見分け方は こちら
<本誌の構成>
本誌の本文は次ぎの構成になっています。
―――――――――――――――――――――――――+
この部分が操作手順を記載した部分です。
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++++++++++++++++++++―
この部分がマクロプログラムを記載した部分です。
++++++++++++++++++++―
その他の部分は解説文です。
▼ Lesson 1 --- こんにちは、みなさん!---
テーマ:マクロの記録機能を使って、
「こんにちは、みなさん!」マクロを作る
1)
まずはエクセルを起動させてから、(空白のブックを立ち上げてください。)
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1.[開発]タブの[コード]で [マクロの記録]をクリック →
「マクロの記録」画面が出るので、そのまま[OK]をクリック。
※[開発]タブが表示されていない場合は こちら の表示の
させ方をご覧ください。(2007と2010以降では多少異なります
のでご注意ください。)
2.次に、
B2のセルに「こんにちは、みなさん!」と打ってみてください。
3.打ち終わったら一度[Enter]キーを押してから、
[開発]タブの[コード]で [■記録終了] をクリック。
―――――――――――――――――――――――――――+
たったこれだけで、「こんにちは、みなさん!」マクロのでき上がりです。
2)
では、さっそく実行してみましょう。
―――――――――――――――――――――――――――+
1.まず、シートの[Sheet2]を開きます。
シートが1つしかない場合には、下のシートタブから「新しい
シート」ボタンを押して、まだ何も書かかれていない空のシート
[Sheet2]を作成し、その空のシートを開いた状態にしてください。
2.そして、[開発]タブの[コード]で [マクロ] をクリック →
「マクロ」画面が出るのでそのまま[実行]をクリック。
―――――――――――――――――――――――――――+
Sheet2のB2の位置に「こんにちは、みなさん!」と
自動的に書き込みされたことと思います。
3)
ちょっと、マクロプログラムの中身をのぞいてみましょう。
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1.[開発]タブの[コード]で [Visual Basic]をクリックすると、
見慣れたExcelの画面とは別にもう一つ見慣れない画面が
表示されたと思います。
2.この画面の左上半分の[+標準モジュール]という所の+の部分を
クリックすると、そのすぐ下に[Module1]と表示されるので、
その[Module1]をダブルクリックします。
(もし[+標準モジュール]が見当たらない場合には、一番上
の[Module1]をダブルクリックすれば上記と同じです。)
―――――――――――――――――――――――――――+
+++++++++++++++++++++++―
Sub Macro1()
'
' Macro1 Macro
'
'
Range("B2").Select
ActiveCell.FormulaR1C1 = "こんにちは、みなさん!"
Range("B3").Select
End Sub
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右側にこんなものが表示されたはずですが、これが今作った
「こんにちは、みなさん!」マクロのプログラムの正体です。
※今、このプログラムの意味を知る必要は全くありません!
4)
では次に、このプログラムをちょっとだけいじってみましょう。
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1.プログラムの
[ActiveCell.FormulaR1C1 = "こんにちは、みなさん!"]
と書いてある行を
[ActiveCell.FormulaR1C1 = "あんにょんはせよ、みなさん!"]
と変えてみてください。
(「こんにちは」を「あんにょんはせよ」に変えるだけです。)
―――――――――――――――――――――――――――+
これで、韓国版?マクロ「あんにょんはせよ、みなさん!」のでき上がり
です。
5)
実行してみましょう。
―――――――――――――――――――――――――――+
1.タスクバーでExcelの画面を表示して、2)の時と全く同じ以下
の操作をしてください。(シートは [Sheet2] のままでOKです)
[開発]タブの[コード]で [マクロ] をクリック → 「マクロ」画面
が出るのでそのまま[実行]をクリック。
―――――――――――――――――――――――――――+
みなさん、韓国版「あんにょんはせよ、みなさん!」マクロは
できましたでしょうか?
6)
今日の最後にもう一つ、またプログラムをちょっといじってみます。
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1.タスクバーで先ほどのプログラムが表示されている画面を表示して、
プログラムの
[Range("B2").Select]
と書いてある行を
[Range("E10").Select]
と変えてみてください。("B2" を "E10" に変えるだけです。)
2.再びExcelの画面を表示して、(シートは[Sheet2]のままでOKです)
[開発]タブの[コード]で [マクロ] をクリック → 「マクロ」画面
が出るのでそのまま[実行]をクリック。
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今度はシートの中程、"E10"のセルに「あんにょんはせよ、みなさん!」と
書き込まれたはずです。
もうみなさん、お解かりですよね。
これで、ある位置(セル)に何かの文字を自動的に書かせるマクロプログラム
が作れるようになりましたね!
これが、マクロ作りのはじめの第一歩です。
今回はこれで終了です。
終わる時は、通常の「名前を付けて保存(A)」にて
「Excelマクロ有効ブック(M)」で保存しておくと自動的にこのマクロも一緒にExcelファイルに保存され
ます。(※「Excelブック(X)」にて保存した場合は作成したマクロは消えてし
まいますので、くれぐれもご注意ください。)
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・マクロで表を作ってみよう!(その1)